第2回 地域の気候変動適応推進に向けた意見交換会

開催日 2019年11月22日
開催地 東京都

地域の気候変動適応を推進することを目的に「第2回 地域の気候変動適応推進に向けた意見交換会」を開催しました。

今年度は地域気候変動適応センターをテーマに、全国都道府県及び政令指定都市の自治体関係者100名にご参加いただき、地域気候変動適応センター13機関の方々から設置背景や組織体制・活動内容についてご講演いただきました。また、国立環境研究所気候変動適応センターからは49項目の地域支援策に関する説明を行いました。

午後には各地域適応センターの方々にアドバイザーとして参加いただき、10グループに分かれてディスカッションを行いました。前半は地域適応センター設置前の準備について、後半は地域適応センター設置後の活動について議論をしました。具体的には、地域適応センターに求められる役割、設置に向けて必要な準備と課題、他部局や上層部への理解を得るための工夫、それらを実現するための活動内容について意見を出し合いました。

各グループ発表では、地域適応センターの役割として分かりやすい情報発信、気候変動に関する窓口の一本化、他部局や上層部を含む認識の向上、気候変動影響への十分な対策を設けることの必要性があげられました。さらに国立環境研究所への要望として、関係府省庁との連携強化、将来影響等に関する技術的助言や人材育成、地域ごとに担当者を配置するといったご要望を多くいただきました。

昨年度の気候変動適応法施行を受けて、今後も地域適応センターや適応に携わる方々とのネットワークを構築しながら、当センターでは地域の適応推進のための支援を強化していく所存です。ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。

(2019年12月09日掲載)

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