温暖化による影響と適応策

日本において適応に取り組むべく、平成27年に「気候変動の影響への適応計画」が策定されました。
そこでは、影響が既に生じているまたはその恐れがある主要な7つの分野(「農業、森林・林業、水産業」「水環境・水資源」「自然生態系」「自然災害・沿岸域」「健康」「産業・経済活動」「国民生活・都市生活」)が明示されています。
以下農業分野の事例のように、各分野において各地域での適応策の実行が求められます。

気候変動の影響事例 矢印 適応策の事例(農業)
気温の上昇
地球温暖化 日本の平均気温は、1898年(明治31年)以降では100年あたりおよそ1.1℃の割合で上昇しています。また、長期的には100年あたり約1.19℃の割合で上昇しており、特に1990年代以降、高温となる年が頻出しています。
暑熱ストレスに強い鶏をつくる
地球温暖化もともと鳥類は汗腺を持たず全身を羽毛におおわれているため夏の暑さに弱く、採卵鶏では夏の暑さが厳しくなるにつれ、産卵率の低下や卵質の悪化、へい死数の増加が見られるようになりました。暑熱ストレスに強い鶏をつくるため、抗酸化作用の強い素材を活用し、鶏に給餌する試験を行い、鶏の産卵率や日産卵量、卵質の低下を軽減でき、生産性向上効果が期待できることが分かってきました。
栽培適地の変化
地球温暖化 日本で 最大生産量を誇る果樹のウンシュウミカンは、栽培適地が北上すると予測されています。西日本の栽培適地は大きく減少するとの予測もあり、気 候変動は、私たちの暮らしにも影響を及ぼす可能性があり ます。
東北で暖地作物のカンキツ類を育てる
地球温暖化暖地で産地化されているスダチやカボス、ユズ、ウンシュウミカンなど8種のカンキツ類を露地栽培する実証研究を行い、5種類は全体を不織布で覆うことで比較良好に越冬でき、順調に生育できることが分かりました。今後は安定的に栽培可能な栽培法の検討などを進めていきます。
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