兵庫県が開催したワークショップの事例

事前準備
ワークショップ参加者に事前アンケートを配布し記載したものを持参いただきます。
当日の話題作りや参加者の意識調査に活用します。
アンケートの画像

ワークショップの流れ

(開会のご挨拶・趣旨説明)


講演1
大阪管区気象台 「兵庫県の気候変動」 気象台_兵庫県の気候変動(PDF)
講演2
兵庫県「どうなる温暖化!?どうする私たち!?」 兵庫県 どうなる温暖化(PDF)
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<グループワーク開始 >


グループワーク説明
グループワークの進め方
ウォーミングアップ
① 自己紹介を行います。(5分間)
【事務局からファシリテータ1名が各グループに参加します。】
(このとき、他の関連部局にファシリテータとして参加してもらえるとよいでしょう。)
グループトークの写真
グループ討議(A)
現在の気候変動の影響について」
② 付箋に書き出し(5分間)
③ グループ討議(20分間)
  1. 身近に感じるものを分野別に付箋に書き出してもらいます。
  2. 書かれた影響についてグループ内で話し合いをします。
  3. 最も大きいと思われる影響事例を各グループで1つ選びます。

【ファシリテータが参加者に気づきを与えます】
(このとき、講演資料を参照するとよいでしょう)

 例)暑い日が増えた気がする。
→「気象台の講演でも県内の気温の推移が取り上げられていましたね」など。
テーブルの上で付箋に記入している写真
グループ討議(B)
将来考えられる気候変動の影響について」
④ 付箋に書き出し(5分間)
⑤ グループ討議(B)(20分間)
  1. 今後気候変動が進むと影響が大きくなりそうな事例、あるいはこれから現れる影響について、分野別に付箋に描き出してもらいます。
  2. 書かれた影響についてグループ内で話し合いをします。
  3. 最も大きいと思われる影響事例を各グループで1つ選びます。

【ファシリテータが参加者に気づきを与えます】
(このとき、講演資料やA-PLATに掲載のプロジェクト結果(S-8)を参照するとよいでしょう。)

 例)野菜がとれなくなるかも。
→「将来のコメの収量を予測した研究結果がありますよ」など。

日本地図の画像
⑥ 発表
グループ討議で最も関心の高かった現在の影響と将来予測される影響をそれぞれ1つずつ選び、グループごとに発表します。
→「次のグループ討議で適応策を話し合いたい影響として、現在または将来の影響のどちらかを選択します。」

【選択の注意点】
  現在と将来の影響を半分ずつ取り上げます。
グループ討議Bの発表の写真
~休憩~ 興味のあるグループへ移動してもよいことを伝えます。
グループ討議(C)
現在または将来の適応策について」
⑦各グループが取り上げる 「現在または将来の影響」に対し、どのような取組ができるかを検討します。
このとき、「気候変動の影響と適応の施策(例)【適応計画+兵庫県版】」を参照するとよいでしょう(参考資料1) ※オリジナルの適応計画版はこちら

適応策になじみがない場合は、別途講演を設けてもよいでしょう(参考資料2)

【ファシリテータが参加者に気づきを与えます。】
(この時、関連する分野からのファシリテータがグループに参加するのがよいでしょう。 )


現在の影響
該当する場合、県の取組を紹介するとよいでしょう。

 例)大雨の時の増水が心配だ
→「ハザードマップを作成していますよ。他にどんな対策が考えられるでしょうか?」


将来の影響
A-PLATに掲載のプロジェクト結果(S-8)や国の施策を参照しながら、どのような対策がありえるか、問いかけてみましょう。」

 例)大雨の時の増水が心配だ
→ 「今のハザードマップは1時間当たり〇mmの雨を想定しています。これがもっと増えたら場合、この地区の避難経路は大丈夫でしょうか? 時間に余裕があれば、気候変動で得られる利点についても検討してみましょう。


例)気温上昇のおかげで、愛媛県ではブラッドオレンジが栽培できるようになったそうですよ
(参考:気候変動の観測・予測及び影響評価統合レポート2018 ~日本の気候変動とその影響~)

上級者編
受講者の知識レベルが高い場合、個人・地域・事業者・自治体ごとの適応策を検討してもよいでしょう。
適応策と施策例 兵庫県版の画像

(参考資料1)


つくば3Eフォーラム肱岡講演資料

(参考資料2)

⑧まとめ
グループ討議(C)の討議内容を発表します。
初めに、現在・将来のどちらの影響に対する適応策なのかを述べてもらうと、聞いている人に伝わりやすいでしょう。
事務局からのまとめに、今の対策をもとに将来必要になる対策や、気候変動を有利に活用する方法についても検討していく必要があることを述べるとよいでしょう。
このようなワークショップを通して気候変動影響のテーマに触れ、一人ひとりが適応策を考える機会が増えるといいですね。