適応ビジネス事例適応ビジネス
掲載日:2017年3月16日

Dari K株式会社

食糧安定供給・生産基盤強化

気候変動による異常気象によって発生する降水量の乱れは、農作物に大きな影響をもたらしており、豪雨の発生や日照り続きといったアンバランスな気象によって収穫量が減少している。Dari Kは、インドネシアにおいて、従来作物から、水や堆肥の使用量が少なく、かつ高品質なカカオへの転作を支援している。気象状況の変化に合致した農業の推進及び高付加価値な農産物の生産を通した農家の収入向上が、食糧の安定供給・農産物の生産基盤強化における適応策となる。

企業概要

2011年3月設立。チョコレート等、カカオ関連商品の製造・販売並びにカカオ豆の輸入・卸売事業を展開する。2016年4月に京都市により「これからの1000年を紡ぐ企業」に、同年5月に経済産業省により「はばたく中小企業・小規模事業者300社」に採択・表彰された。

適応に関する取組

従来作物の栽培環境の変化に対応する

【製品・技術】

インドネシア産カカオ豆の直接輸入と最終商品のチョコレート製造・販売。

【活動内容】

インドネシアでは、降雨量の減少により従来作物の収量の低下が見込まれる地域がある。そこで、比較的水や施肥の消費量が少ないカカオへの転作を目指すとともに、高付加価値カカオ・アグロフォレストリーを導入・普及することで気候変動に対する脆弱性を低下させ、小規模農家の適応能力の向上を図っている。具体的には、カカオ生産に従事する農家に対する啓発活動と並行して発酵技術の指導、さらには発酵させた高品質なカカオ豆の買い取りによる出口確保を行い、サプライチェーン上流での付加価値創出と農家の収入環境の改善を実現する仕組みの構築に取り組んでいる。同時に、自ら輸入・加工することで高品質チョコレートを製造、インドネシア産カカオの低品質イメージの払拭に貢献している。

  • 現地スタッフと品質の確認する吉野社長現地スタッフと品質の確認する吉野社長
  • カカオの成長の様子カカオの成長の様子
自社関連サイト

『経済産業省「平成28年度途上国における適応分野の我が国企業の貢献可視化事業」より作成』

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