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掲載日:2017年11月15日

富士通株式会社/株式会社富士通研究所

作業員の熱ストレスレベルを推定し、安全管理を支援するソリューション

会社概要

 富士通グループは、ICT分野において、各種サービスを提供するとともに、これらを支える最先端、高性能かつ高品質のプロダクトおよび電子デバイスの開発、製造、販売から保守運用までを総合的に提供する、トータルソリューションビジネスを行っている。

適応に関する取り組み

 近年、職場での暑熱による体調不良に起因する死傷者数は、観測史上最も猛暑だった2010年以降も、高止まりの状態にあり、引き続き企業では死傷者の削減に向けた取組みが課題となっている。また、こうした状況に加えて、気候変動により熱波が増え、暑熱が健康に与える影響が大きくなるという予測もある。

 富士通では、夏場などの過酷な環境下で働く作業者の安全見守りのため、機械学習(AI)技術を活用し開発した安全管理支援ソリューションを提供している。 

 作業員の腕に装着したデバイスでセンシングした気温・湿度・パルスデータ(拍数/分)加え、運動量、時間ごとの推移データを基に熱ストレスのレベルを推定し、管理者へ通知。管理者は通知された情報を基に、作業員へ休憩等の指示や対処をすることで、熱ストレスへの予防対策・安全管理に結びつける。

【補足】熱ストレスレベルのAI技術による推定について

 相関関係が見えにくい多様なデータを用いて推定を行うには、機械学習の活用が適しており、本ソリューションでは、実測データと専門家が判定したデータを用いて機械学習させることにより熱ストレスのレベルが高い場合の特徴を抽出し推定を行うロジックを富士通と富士通研究所が共同で開発。これにより、蓄積した熱ストレスに対する労働科学の専門家が行うような推定が可能となり、炎天下における長時間の警備業務など、運動量の少ない現場における作業員一人ひとりの状態を見守ることができる。

※熱ストレスレベル:

日本生気象学会「日常生活における熱中症予防指針」ver.1にある「WBGTと気温、湿度との関係」 を基に、気温・湿度・パルスから算出し、熱ストレス状態を「安全」「熱ストレスレベル(低)」「熱ストレスレベル(中)」「熱ストレスレベル(高)」の四段階に分けて推定。

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