空間情報技術を活用した営農支援ソリューション

国際航業株式会社

業種:学術研究、専門・技術サービス業
更新日 2021年10月8日
掲載日 2016年12月2日
適応分野 農業・林業・水産業

会社概要

国際航業株式会社ロゴ

国際航業は、空間情報技術のリーディングカンパニーとして社会インフラ、防災・環境保全、再生可能エネルギーのノウハウを活かし安全で安心なまち「グリーン・コミュニティ」を先導している。

気候変動による影響

気候変動の進行により平均気温は年々上がる一方で、日照不足や局地的な豪雨などの異常気象が生じる事例が増えている。台風自体の強力化や襲来数の増加は、農業における生産リスクとなる。このようなリスクは消費現場への供給状況等から国民にとっても身近に感じられている。

適応に関する取り組み

当社はマルチプラットフォームによるセンシング技術を活かし、異常気象・高温に直面する農業・酪農業での戦略的な判断を支援するために、「営農支援サービス 天晴れ」を日本全国へ展開している(図1、図2、図3)。

本サービスを活用することにより、人工衛星画像や航空写真、さらには無人航空機(Unmanned Aerial Vehicle:UAV)などを活用して上空から広域に広がる圃場全体の農作物の生育状況を効率的かつ準リアルタイムに観測することが可能である(図4)。

なお、専門機関や農業関連企業との連携により、本サービスについて更なる技術開発と内容の拡充を図っている。

効果/期待される効果等

本サービスから提供する営農支援情報は、多様な地理空間情報や農業情報を統合した解析によるものである。本情報を活用することにより、生産現場に関わる人が異常気象・高温に対応しながら、収穫量や品質の向上と安全生産、省力化や世代継承、緊急時の判断などの策を講じることが可能となる。

センシング技術のイメージ図

図1 センシング技術のイメージ

営農支援サービス天晴れイメージ図

図2 営農支援サービス天晴れイメージ図

スマート農業コミュニティの国内展開

図3 スマート農業コミュニティの国内展開

小麦の収穫適期診断の一例

図4 小麦の収穫適期診断の一例

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