適応ビジネス事例適応ビジネス
掲載日:2018年1月○日

株式会社ウェルシィ

遠隔監視システムを用いた分散型給水システムの導入による安全な飲料水の確保

 

企業概要

 三菱ケミカルホールディングスグループのウェルシィは、「地下水膜ろ過システム」を用いた地下水飲料化ビジネスのパイオニア且つリーディングカンパニーである。2017年12月現在、日本国内では病院やホテル、商業施設など1,200ヶ所以上にシステムを納入。海外では、地下水利用や膜ろ過技術に拘らず、安全な飲料水の確保に関する現地ニーズに合った最適な水処理装置を提案する。これまでに、ケニアの農村部では電気を使わずに水をろ過する緩速ろ過装置を、また電化された都市部では膜ろ過システムを導入し表流水の飲料化を行っている。ウェルシィの水処理システムには自社開発の遠隔監視システム(WeLLDAS)が搭載されており、日本国内はもちろん、海外に納入した水処理システムの稼働状況の確認、水質変動への対応や蓄積データの活用による維持管理業務の最適化に寄与している。

適応に関する取組

 ウェルシィの分散型給水システムは、導入する施設ごとに水処理と給水を行う小~中規模の専用水道であり、集中型浄水場の給水配管網に比べて配水エネルギーが少ない。


  • ウェルシィの分散型給水システムのイメージ図ウェルシィの分散型給水システムのイメージ図

また、近年、気候変動の影響等により東南アジア諸国では表流水の水質変動等の事例が散見される。雨季になると降雨の影響で高濁化し、乾季になるとその表流水に海水が遡上し塩水化するというものである。しかし、当該諸国では、急激な人口増加に上水道整備が追い付かず十分な量の飲料水が確保出来ていないことから、こうした水源のほか未処理の井戸水など、飲料に適さない水に頼るほかない状況となっている。


ウェルシィは、このような地域での安全な飲料水の確保を目指し、塩水化傾向にある河川水の浄化に取り組んでいる。ミャンマーでは、1年を通して安全な飲料水を供給できるよう、雨季の高濁度と乾季の塩水化の両方に対応できる水処理システムを導入した。システムにはWeLLDASを搭載し、ミャンマー、日本の両国からシステムの稼働状況や水質をモニタリングする体制を構築している。

  • ミャンマーに導入した水処理システムミャンマーに導入した水処理システム
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