Adaptation Futures2018
 レポート3:2018年6月19日

Adaptation Futures2018 開会式

今回のテーマは「適応の資源」


初の発展途上国での開催となる今回のAdaptation Futures のテーマは「適応の資源」です。
経済的資源のみならず知見、人的資源や能力そして組織や政策者との協働について考えることを目指しています。 開会のあいさつでは世界銀行のリードエコノミスト、ステファン・ハレガッテ氏が登壇し、気候変動に適応したレジリエント(しなやかで強靭)な社会の構築の重要性について述べました。

開会式の写真

健康と福祉 

セッション404「健康と福祉」


健康と福祉分野における気候変動の影響及び適応についてのセッションです。
日本からは筑波大学の本田靖教授が、暑熱分野における気候変動の影響に対する自然発生的な適応の時系列変化について発表されました。気温上昇とともに生じる人間の自然発生的な適応により、本来気温上昇に基づき拡大する熱中症リスクが想定よりも低減することが示されました。また、その他の参加者により、気温上昇によりマラリアのリスクが高まる地域が拡大することを示す研究や南アジアの貧困世帯における暑熱リスクに対する脆弱層の特定や実用可能性のある暑熱リスクの低減を目的とした適応策についての研究が発表されました。

セッション404の写真1

ポスター発表

ポスター発表


ポスターセッションは、会場の大ホール前に終日掲示されるポスターに各発表者がランチタイムと午後のティーブレーク時に前に立って質問を受けるという方式です。
ポスターは三日間毎日張り替えられ、多くの研究が紹介されました。国立環境研究所の福島支部地域環境創生研究室の戸川卓哉研究員の研究発表である適応計画策定のための多元的な脆弱性評価手法については複数人から質問があり、これについて戸川研究員が直接回答をしていました。他の発表者の類似研究では、南アフリカ(Gauteng市)で行われた脆弱性評価等の事例等があり、当該分野についての関心の高さがうかがえました。

開会式の写真

(掲載日:2018.7.10)

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