気候変動適応法施行記念国際シンポジウム参加者アンケートのご報告

開催日 2018年12月4日
開催地 東京

12月4日に環境省と国立環境研究所によって主催された「気候変動適応法施行記念国際シンポジウム~地域は気候変動にどう備えるか?~」には、定員200名を大幅に超えた280名の方にご参加いただきました。

会場で実施したアンケートには、113名の方にご協力いただきました。アンケートでは、参加者全員を対象にした調査【全体編】と、企業に所属する方のみを対象とした調査【企業編】を実施しました。それでは、アンケート結果をチャートで見てみましょう。

全体編

Q. あなたの所属組織を教えてください。

回答者の所属組織の内訳は、地方公共団体が48人、企業(研究所含む)が29人、公的研究機関が16人、個人が10人でした。
企業や公的研究機関からも多くの方からご参加いただきました!

図1 回答者の所属する組織の割合

Q. A-PLATをご存知ですか?

回答者のうち87人がA-PLATを「知っている」と回答し、24人が「知らない」と回答しました。

図2 回答者のA-PLAT認知度

Q. A-PLATを閲覧していますか?

図3から回答者のうちおよそ7割の方がA-PLATを閲覧していることが分かります。

図3 A-PLAT閲覧率

図4では、地方公共団体のほとんどの方がA-PLATを閲覧していることが分かりました。さらに、公的研究機関と企業に所属する方の閲覧率も高い結果となりました。一方で「個人」の方の閲覧率が低いことが分かりました。A-PLATでは個人の方を対象とした情報発信も今後一層強化していきます!

図4 回答者の所属別に見たA-PLAT閲覧率

次に、みなさんのA-PLATの活用状況も見てみましょう!

Q. A-PLATの情報を活用していますか?

図5で、回答者のうち6割の方は、A-PLATについて「活用している」もしくは「活用予定がある」ということが分かります。

図5 A-PLAT活用率

図6は「地方公共団体」に次ぎ、「公的研究機関」の方によるA-PLATの活用(活用予定を含む)率が高いことが判明しました。また、企業に所属する方のうち半数は「活用している」もしくは「活用予定がある」と回答しており、企業の方からのニーズもあることが分かりました。

図6 回答者の所属別に見たA-PLAT活用率

企業編

シンポジウムには、企業(研究所含む)の方にもご参加いただきました。企業に所属する方のみを対象としたアンケート調査も行いました。それでは、結果を見てみましょう!

Q. 貴社において気候変動適応に関する事業や取り組みはありますか?

回答者のうち半数以上(17名)の方が、所属する企業において適応に関する事業や取り組みが「ある」と回答しました。企業さんも頑張っていますね!A-PLATでは、企業さんの適応も応援しています!

図7 回答者の企業における適応取り組み等実施状況

Q. 貴社で適応に関してどのような事業や取り組みがありますか?

上記で所属企業において適応の取り組み等が「ある」と回答した方には、取り組みの内容を伺いました。「適応をビジネスチャンスとした取り組み等がある/予定がある」企業が13社と多かったです。

さらに、「気候変動影響への対策(適応策)を実施している」と「適応をビジネスチャンスとした取り組み等がある/予定がある」の両方の取り組みがある企業は3社ありました。

図8 回答者の企業の適応取り組み内容の内訳

※A-PLATでは、「気候変動影響への対策(適応策)」を気候リスク管理として、「適応をビジネスチャンスとした取り組み等」を適応ビジネスとして事例をご紹介しています。

アンケートにご協力いただきありがとうございました!

(2018年12月21日掲載)

ページトップへ