「あなたが感じる気候変動」VOL.2 エコライフ・フェア2018編

開催日 2018年6月2日-3日
開催地 東京/渋谷区

「~あなたが感じる気候変動~ ここがへんだよ!?日本列島」

6月2日から3日まで、代々木公園で開催された「エコライフ・フェア2018」の国立環境研究所ブースに、社会環境システム研究センターと気候変動戦略連携オフィスが合同出展しました。

来場者に気候変動及びその影響への適応をより身近なものとして理解してもらえるよう、気候変動及び緩和策・適応策について、ストーリー仕立ての展示物を用いて紹介しました。

エコライフ・フェア2018出展報告(社会環境システム研究センター)

アンケートボート実施風景
     

アンケートボード「~あなたが感じる気候変動~ここがヘンだよ!?日本列島」も実施し、(春)桜の開花、(夏) 夏の暑さ、(秋)雨の降り方や台風、(冬)雪の降り方のうち、日ごろ「ヘン」だと実感している項目1つにシールを貼ってもらいました。

2日間で500名以上の方々が参加、昨年のエコライフ・フェアでの結果と比較すると(図1)、今年は「夏の暑さ」と「雪の降り方」が減少したのに対して、「桜の開花」と「雨の降り方・台風」はそれぞれ1.8ポイントと2.7ポイント増加しました。

今年の桜の開花が1週間程度早かったことや、局地的大雨や集中豪雨が話題となることが増えている影響なのかもしれません。

ここがヘンだよ、日本列島の集計結果の表

地球温暖化や気候変動影響への適応に関する意識を調べるために、紙による「アンケート」も実施しました。
アンケートボードに比べて面倒なのにもかかわらず、アンケート回答件数は752件!ご協力ありがとうございました。

3つの質問「Q1.あなたは地球のことや環境のことに関心はありますか?」「Q2.地球温暖化という言葉を聞いたことがありますか」「Q3.気候変動への「適応」という言葉を知っていましたか」の結果(図2、図3)を見ますと、地球や環境、地球温暖化に比べて、「気候変動への適応」への知名度や関心はまだ低いことがわかります。

一方で、約半数が「気候変動への適応」を知っており、そのうち1割弱の割合で「すでに行動している」こともわかりました(図3)。

質問1と質問2のアンケート調査の結果のグラフ

情報媒体として、テレビと新聞が主であり、インターネットや本・雑誌が続きました。ラジオからも情報を得られていることがわかりました(図4)。

        
Q3のグラフ

Q4.これから適応に関して行動したいと思いますか?」に対しては、に対しては、80%以上の方が、気候変動の影響への適応に関して行動することに前向きで、まだ分からないものの「もう少し知りたい」という方も10%弱いらっしゃいました(図5)。

回答年齢層の20%を占める20代までの方は気候変動の中で成長していく次世代、 30代以上は気候変動を感じながら生きてきた世代と考えられます(図6) 。

Q4のグラフ

本アンケートをきっかけに、気候変動影響への適応に対する理解を深め、行動される方々にもご活用いただけるよう、
これからもA-PLATから情報を発信していきます。アンケートボードおよびアンケート調査にご協力をいただきありがとうございました。

エコライフ・フェア2018の様子
エコライフ・フェア2018の様子
(2018年6月21日掲載)

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